『被災地卓球台寄贈プロジェクト』で松平健太キャプテンが能登町・輪島市を訪問
2024年7月24日(水)、卓球Tリーグ男子・金沢ポートは、能登半島地震で被災した地域に新しい卓球台を寄贈するプロジェクトの第5回目,第6回目として、能登町立柳田小学校と輪島市立鵠巣公民館に卓球台の寄贈を行いました。
本プロジェクトは全10台を行政を通じて石川県内の市町に寄贈するものです。
寄贈した台は卓球メーカーVICTAS社のもので、通常より10㎝低いバンビ用にも変更できる卓球台にすることで、バンビ台が不足しがちな地域の卓球台事情も踏まえたものとなっています。
この日は、午前中に松平健太選手、スタッフの堀祐己が柳田小学校を訪問し、柳田中学校卓球部の生徒たちに講習を行いながら、交流を深めました。
柳田中学校の体育館は地震の影響を受けて使用することができないため、柳田中学校卓球部の生徒は柳田小学校の体育館を借りて練習をしていました。
生徒の中には、昨年行われた金沢ポートのホームマッチを観戦してくれた生徒もおり、憧れの選手とプレーできることを喜んでいました。
午後は輪島市まで移動し、輪島市立鵠巣公民館を訪問しました。
初めは職員の方に挨拶のみの予定でしたが、輪島市立鵠巣公民館は児童クラブに参加している小学生約30人ほども利用しており、卓球台とラケットを見つけるとたくさんの児童たちが集まってきて、急遽、ミニ講習会が開かれました。
輪島市内には、中学校の卓球部や小学生のクラブチームがないため、卓球をすることが初めての児童ばかりでしたが、卓球をするために行列ができ、ラリーが続くと歓声があがっていました。
【松平健太選手コメント】
今回はじめて卓球台寄贈プロジェクトに参加し、特に被害の大きかった能登町と輪島市への訪問ということで、復旧・復興もままならない中での訪問に不安もありました。
しかし、能登町では柳田中学校卓球部の生徒、輪島市では児童クラブの子供達と卓球を通して交流する中で、震災があったことを感じさせないぐらい明るく楽しく卓球をしてくれたことで、僕自身が元気ももらいました。
そして、改めて卓球というスポーツは人を笑顔にするチカラを持っていると実感しました。
このプロジェクトをキッカケに卓球部の部員数が増えたり、児童クラブから卓球をスタートする人達が出てくれるとより嬉しいです。
少しでも被災した子供たちの笑顔につながったり、卓球をはじめるキッカケになったりするように、今後も被災地卓球台寄贈プロジェクトの活動を続けていきたいと思います。
微力ながら、地域密着チームとして今後も被災地への復旧・復興にお役に立てるよう活動して参ります。
金沢ポートの活動を支援していただけるかたは、ぜひファンクラブ加入もご検討ください。